よくあるご質問



Q1.どうしたら、マンション大規模修繕工事に住民が関心を持ってもらえるのでしょうか?
A. 理事長、理事会の人々が、まず、抱える問題は住民の無関心の壁です。今すぐの問題なら、住民の方も関心を持ってもらいやすいのですが…。 「マンションの資産価値を守り、高めること」なのですが、そのためには10年単位の長期にわたる視点、考え方が必要です。 そのことを住民にお知らせする広報が欠かせません。マンションは、小さな町ともいえますから、日ごろのコミュニケーションや小さなイベントも有効です。長年のコンサルタントを通じて得た成功例や失敗例をアドバイスさせていただきます。
Q2.住民の間で、もめごとのない管理組合の運営方法はないですか?
A. マンションの区分所有者は、各戸が平等な権利を持っています。それぞれのご家庭がマンションの住民として平等な一票の権利を持っています。それぞれの価値観も当然ながら異なります。そのような人々の意見をまとめ「マンションの大規模修繕工事」を進めなければなりません。 管理組合の総会で、感情的な言い争いやもめごとになることは、何とか避けたいというのが理事長や理事の方のご心配ではないでしょうか。組合員だけの会議ではなく、第三者の管理会社やコンサルタントのアドバイスを参考にとりいれることも、住民間のもめごとを避ける方法の一つです。
Q3.大規模修繕工事計画をしなかったらどうなるのですか?
A. すべての建物は劣化します。鉄筋コンクリートは燃えにくい、耐久性が良いなど優れた特徴を持っています。しかし、長年の使用によって、ひび割れが発生し、そこに雨水が浸透、侵入すると、内部の鉄筋に錆が発生し、錆の膨張によってコンクリートが破壊されるなどの恐れがあります。 また、設備(電気、ガス、給水、排水、エレベーターなど)も長年の使用によって劣化します。 建物、設備の劣化を長年にわたって放置し、住居として支障が大きくなってからでは、その修繕に、各戸に多額の費用が必要となってきます。そのようにならないように、専門家にマンションを定期的にマンションの劣化を診断してもらい、長期的な積み立てや修繕工事計画が必要なのです。

Q4.マンションの劣化は、住民でも知ることができますか?
A. 住民の方でも、マンションの劣化の状況はチェックできます。

□外壁などにヒビが入っている
□外壁のコンクリートの一部が欠けている
□塗装面にふくらみがある
□手すりなどに錆がでている
□共用廊下の天上や壁が白く変色している
□バルコニーの塩ビシートがめくれている
□屋上がでこぼこして水たまりができている

住民の方々に、建物の劣化状況のアンケートをとって集計するとよいでしょう。 そのアンケートを集計し、住民に配布することでマンション大規模修繕工事の必要性や関心を高めることができます。

Q5.コンサルタントに依頼するメリットは何があるのでしょうか?
A. 理事長、理事の方々は、マンション大規模修繕工事の専門家ではありません。その準備をどのようにするかなどから始めなければなりません。仕事をしながら、理事長、理事の役割を長期にわたってすることは決してラクではありません。マンション大規模修繕工事のほとんどは、各工事会社に見積りをとって、決定します。その金額は誰でもわかりますが、その金額の高い安いだけでなく、工事の質、信頼性、安全性などを見極めて、はじめて、価値がわかります。コンサルタントの依頼は経費が発生しますが、コンサルタントの専門的な知識やアドバイスによって、より満足度の高い工事をおこなうことができます。私のコンサルト業務の場合、マンション大規模修繕工事の準備から、理事会、監理組合の運営のアドバイス、工事の進捗と工事内容のチェック、そして工事完了まで、少なくとも一年、場合によっては数年にわたり、理事会、監理組合の皆様の立場になってサポートいたします。